当社のスタッフが、2026年日本地球惑星科学連合大会(JpGU2026)の「教育・アウトリーチ
:地球科学・教育と情報デザイン」セッションにおいて、ポスター発表を行いました。
発表タイトルは、
「アウトリーチにおけるグラフィックレコーディングの価値に関する定性的分析」
(Exploring the Value of Graphic Recording in Science Outreach: A Qualitative Study)
です。

「アウトリーチにおけるグラフィックレコーディングの価値に関する定性的分析」
本発表では、研究機関における科学技術コミュニケーションの重要性が高まる一方で、
- 情報量過多による離脱
- SNS中心・短時間閲覧化
- タイパ(タイムパフォーマンス)志向
- 「作っても届かない」アウトリーチ
といった現代的な課題を整理しました。
その上で、グラフィックレコーディング(グラレコ)的手法を活用し、
- 情報を整理・構造化
- 全体像を俯瞰可能にする
- 伝える内容を「1枚のビジュアル」に凝縮する
- 他メディアへの導線として機能させる
という、新しいアウトリーチの可能性について提案しました。
また、今回の発表ポスター自身も、本研究で提案しているグラレコ的手法を活用して制作しています。
会場では、17時からのセッション開始に先立ち、12時過ぎにポスターを掲示しましたが、掲示直後からセッション終了まで、ポスターの前に足を止める人が絶えない状況となりました。
今回のポスターは、国内の高校生など研究者以外の来場者にも配慮し、日本語中心で制作しました。しかし、日本語が十分に読めない欧米の研究者や、台湾からの大学院生グループなどからも強い関心が寄せられ、
「英語で説明してほしい」
というリクエストを複数いただきました。
また、研究機関の広報担当者や、地方のジオパークのPR担当者からも、
- 「非常にわかりやすい」
- 「普通の学会ポスターより目に入りやすい」
- 「全体像が把握しやすい」
- 「親しみやすい」
といった声をいただき、情報整理とビジュアル表現を組み合わせたアウトリーチ手法の有効性を実感する機会となりました。
本発表では、従来の「リアルタイム記録」としてのグラフィックレコーディングに加え、
“ターゲットに合わせて情報を編集・再構成し、伝わる形へ翻訳する”
という視点を重視しています。
これは、当社が取り組む
「研究の価値を、社会に伝わる1枚へ翻訳する」
という考え方にもつながっています。
今後もアカデミックエクスプレス株式会社では、
- 研究支援
- 情報整理
- 情報デザイン
- 科学技術コミュニケーション
を組み合わせながら、研究と社会をつなぐ取り組みを進めてまいります。

